放課後奇想曲

たまに思ったこと書きます。気まぐれで。飽きたらやめます。 TwitterID:zkanataz

胡散臭いインカレサークルの新歓に行ってきた〜中編〜

今回ここに参加するまでの経緯を書いた前編もあるので、是非そちらから読んで欲しい。

 

https://zkanata.hatenablog.jp/entry/2018/05/11/002310

 

 

歌舞伎町のビルでこのサークルの新歓は始まった。

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と言っても代表の挨拶とかもなくただ参加者の人達とサークル側の人を2人交えてただただ話しているだけだ。

 

他のサークル側の人達はそのバーに備えついているダーツに向かってひたすら投げている人、スマホゲーに夢中になっている人、カップ焼きそばを食べる人などやりたい放題だった。

 

やる気があるのだろうか。

 

 

とりあえずそんな人達は無視して僕らは会話をすることにした。各々の自己紹介が始まる。ここで参加者のスペックを紹介する。

 

A君:超有名私立の3年

B君:有名国立大の2年

C君:有名国立大の2年

(B君とC君は友人で一緒に来た)

Dさん:超有名私立1年

 

なんと皆々様普通に素晴らしい大学に所属している。この時点でクソ私立に通う僕は学歴フルボッコを食らった。

 

しかしこんなことでめげる為に来たのではない。サークル側の人たちに質問をぶつけてみた

 

「普段も5人とかその位しか来ないんです    か?」

 

すると難しい顔をしながら相手は答えた。

 

「いつもはもっと来るんだよね」

 

とのことだ。まあ僕は訪れた日は新歓熱も冷めている5月の平日だ。まあ来る人は少ないだろう。

 

「一回70人くらいきてくれた時もあるんだよね〜。ここの椅子が全部埋まってさ。ほら、その時の」

 

と大学生が部屋いっぱいに入っている写真を見せてもらった。どうやら本当に今日はハズレの日を引いてしまったのかもしれない。サークルの人達も今回の人数不足はかなり深刻に感じているようだ。

 

「俺で今日10人呼べる予定だったのにな〜」

 

「△△(サークル側の人の名前)は8人呼んだって言ってた」

 

こんな風な会話がやたら聞こえてきた。

 

 

しかしまあ来ないのでは仕方ない。少ない人数で盛り上げるしかない。Dさんは少し大人しめの子だったので男性陣が結構頑張って話を振りまくった。その結果参加者グループはそれなりに楽しい会話を聞くことが出来たし、僕も自分と違う大学の話を聞けたので興味深い話を聞くことが出来た。

 

 

 

しかし、どう頑張っても限界はくるものだ。

 

 

今回のイベントは19時開始で22時までのものだった。そんな長時間を初対面の少人数トークで持たせるのもなかなか無理がある。21時くらいで各々スマホ弄りだし、誰も話さなくなってしまった。そしてそんな僕達をよそにサークル側はダーツで大盛況。お前らはダーツバーにでも行ってろと思った。

 

 

そして21時を少し過ぎたくらいで更に悲しい知らせだ。

 

 

 

「私帰ります」

 

 

そう言ってDさんは帰ってしまったのだ。異性との出会いを少し期待していた僕は連絡先も交換出来ず華々しく散った。こういうところが童貞なんだろうなぁ…

 

せめてサークル側の女性…とも思ったけど彼女は完全に『ケバい』って感じの女性で話しかける気にもなれなかった。しかも彼女もそこまで会話に入ってくるわけでもなくほとんどスマホの画面と向き合うのが殆ど。もうやだこのサークル。

 

 

そんなこんなで残された僕達参加者とサークル側の男性1名は、何故か日本の現代社会や就活についてなどを話し始めた。一応周りが高学歴なだけあって示唆に富んだ会話が続いていたが、ここは新歓。どこか別の機会でその会話をしたいと心の底で感じてた

 

 

そんな会話が続き、21時40分くらいを迎えたところで

 

「そろそろここ片付けなきゃなんで解散でもいいですか?」

 

とサークル側の人に言われたため僕達参加者はここを出ることとなった。結局僕達は特に歓迎という歓迎を受けられず、時間と費用を無駄にした感じで店を出ることに。この時の自分の後悔は今年で1番の大きさを記録した。

 

 

そして帰りのエレベーターに乗り込んだ僕達参加者一行、その中の1人が口を開いた。

 

 

一緒に飯行きません?

 

そう、僕たちは始まってから何も食べずにいたため腹が減っていた。僕に至っては出されたウーロンハイがゲロ不味かったので飲み物すらほとんど飲んでなかった。(あれは自分が今まで飲んだ中でも1番不味かったと思う…)

 

そんな中でもこの提案にはその場の全員が賛成し、一緒に行くこととなった。そしてその場で今回のサークルについて考察も始まっていくのだった…

 

 

 

 

後編へ続く

 

胡散臭いインカレサークルの新歓に行ってきた・前編

「いつ来てもここの雰囲気は苦手だな」

 

そんな気持ちで僕は人混みの中を抜け、その場所へと向かった。

 

5月某日、僕は歌舞伎町のあるビルへと向かっていった。

 

 

 

 

始まりはツイッターに来たDMである。

 

 

 

いきなりDM失礼します🙌

私達のインカレオールラウンドサークル〇〇の新歓交流会によかったら参加されませんか?!🙏🙏

 

 

こんな感じの勧誘メッセージが届いた。しかし珍しいことではない。僕のリア垢のDMにもよく来るし、友人達も同じようなDMがしょっちゅうくるとのことだ。

 

 

僕たち現役大学生はこのようなインカレのオールラウンドサークルを「胡散臭い」と言って敬遠している人が多い。

 

 

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しかし今回このDMを送られた時、僕は今までこのようなサークルを勝手な想像で「胡散臭い」と決めつけてきたのではないかと考えた。そうであるなら実際にこの目で確かめて「胡散臭い」と言ってやろうではないか。そう決意した。

 

 

決めたからにはすぐ行動しよう。僕はそのDMに対し新歓への参加を表明した。するとそこからLINEで連絡を取ろうという事になり、以降はLINEで細かいことを決定していった。

 

 

そこで交換した人は女性のアカウント名でアイコンも女性の自撮り。ここで僕はこのサークルは女性も積極的に勧誘するところなのだろうか、とか考えていた。

 

 

そうして日にち、会場も決定して僕は時間通りにその場所へと向かった。歌舞伎町を結構進んだビル。ここは謎の恐怖感に満ちていると思う。この時点で既に泣きそうだった。ビルまで来たら連絡してとのことなので、相手側にLINEを送り一階まで迎えに来てもらうことにした。

 

 

すると降りて来たのは少しV系な感じの男だった。完全に女性と連絡してたもんだと思ってたからもう僕の涙腺は崩壊寸前だ。そして一階のロビーで参加費を渡す。男子は3,000円、女子は2,000円。もうデレステに課金すれば良かったのではと後悔すら感じて来た。

 

 

そして僕と男性はエレベーターに乗り込み三階の会場へと向かう。エレベーターから降りた先にあるバーが今回の会場だ。覚悟を決めてその会場へ足を踏み入れた。

 

 

 

ほぼ男…だと…

 

 

 

 

かろうじて2人女子はいたが、残りの15人位はみんな男である。やはり他大でもこういうサークルは警戒されてるのだろうか。それにしても来る前に抱いた華やかさはここで散った。

 

 

そして店に店員が見当たらない。机の上にでかい焼酎、ウイスキー、申し訳程度のソフトドリンクが並んでいるだけだ。一応バーが会場と聞いていたから美味しいお酒と料理を期待していたがそんなものもどうやらなさそうだ。

 

3,000円をドブに捨てた気持ちだ…

 

そんな事を思いながらドリンクを貰い椅子に座る。座った先はみんな今回の新歓に呼ばれた人だった。1年の女子が1人。2年男子が2人。3年男子が1人。そこに僕が入った。そうして新歓は始まるのだった。

 

 

 

中編へ続く

エビ中のライブに行ってきた話

ちょっと前の話。僕は初めて私立恵比寿中学のライブに行ってきた。(これを界隈では『初登校』という)

 

 

エビ中はちょっと興味あるって感じだったんだけど、ガッツリハマってる友人の誘いでそのライブに行くことになった。(ファンのことは『父兄』っていうんだよね)

 

 

 

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(ライブ会場にあったもの)

 

 

 

僕自身、中学から色々なアイドルを好きになってはいたが、これが生まれて初めてのアイドルのライブ。

 

 

 

(コールとかあんまり分かんないぞ…)

(サイリウムとかどんな風に振ったらいいんだ…)

 

 

 

もうそんな不安ばっかりよぎってきた。そうしてるうちに始まりを告げる『ebiture』が流れ出した。

 

 

(ああ!もうどうにでもなれ!)

 

 

そんな心境で僕はサイリウムを高く掲げた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「すっごい楽しかった!!!」

 

 

ライブ後、僕が友人にこう言い放った。しっかりハマってしまった。だってメンバーは生で見る方が可愛いし、ところどころの演出とか凄い良かったんだもん。何よりメンバー全員のパフォーマンス見てたら体が熱くなった。

 

 

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真山りか。前から気にはなっていたメンバーだ。いざライブになるとめちゃくちゃ笑顔で激しいパフォーマンスしてくる。僕は終始目が離せないって感じだった。気にはなっていた存在から完全に押しの領域になった。

 

 

 

そうして友人とライブ会場から出ようとしたら、

「募金のところにりったん立ってるけど行かない?」

と友人が提案してきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

行くしかない

 

 

そうして僕達は募金活動の場所へと向かっていった。

 

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(りったんこと中山莉子)

 

 

 

 

 

 

 

 

何これ超カワイイ

 

 

 

間近で見てびっくりした。顔ちっちゃいし自分の知り合いの女子の可愛さ軽く超えていくし、

とにかく自分の想像を超えてた。募金ということで100円を募金箱に入れたんだけど、あの子を見た瞬間諭吉を入れようか迷った。

 

 

 

前に並んでいたファンの方はライブの感いを募金する時しっかり伝えていたけど、可愛い子を目の前にした僕は頭が真っ白になり

 

 

「ばいばーい」

 

としか言えなかった。童貞丸出しである。

 

 

 

 

そんなこんなで僕の初登校は終わった。友人と別れ、電車に乗りこんだ僕は携帯に入っていたエビ中の曲を聴きながら余韻に浸った。

 

 

 

 

僕はすっかり『父兄』になってしまった